テレビの中の恋人
昔はスターで、あんな人が「恋人」であればいいのに、と思っていた人が結婚したりして人生を積み重ねてくると、他の意味で距離がちじまってしまって親近感を持つ場合がありますよね。「恋人」というよりは「同級生」か「親せき?」のような。
わたしは今の人たちがほんとうにうらやましいのですが、それは恋人同士になる人たちも、どこか人間的な付き合いができているということで、自分の子供たちにしても少々やきもちを焼いているところであるといってもいい・・。
それは自分が若いころ実現したかった、何かの輪の中に入ることで「なんらかの仲間がいること」なのでしょう。テレビでいえば「ふぞろいの林檎」のような・・自分の両親や兄弟以外にも「いつも会う仲間」がいて、気のあったどうしで飲んだり食べたりすること・・。
また、テレビの中では他人どうしが同じ屋根の下で生活して、まわりをはらはらどきどきさせますよね。それが実際には多いのか少ないのかはわかりませんが、見る人にとってはとても興味を引く部分でもあると思うのです。
まだ、20代のころ仕事場の先輩に冗談に「恋人がほしいよね」といったら、ほんとうに何人か連れてきて会わせてくれたこともありましたが、面倒見のよい先輩は今でも独身のようで、なかなかテレビのようにはいかないみたいです。
それで、テレビドラマを見ていても「なんであんな場面であんなにも悩むのだろう」と思ったことも多くて、他の人からみたら、それこそ鈍感な精神の持ち主で人気もなかったのだろうとは思いますが・・。
「テレビの中の恋人」は、実に理想的にできてはいますよね。ぺ・ヨンジュンさんのヒットしたドラマでも奥さんが死にかかっていたりして・・・そうではなかったかな?相当なヒットしたドラマでもあったようなんですが、自分的にはなんだかあの頃から暗い出来事が多くなっていった、ということがありました。
まあ、テレビとは同じようにいかないのが人生ですよね。昔の青春ドラマにしても「一生懸命な先生」というのも少なくて・・。それに、ドラマの中の自分は誰なのかかさね合わせてみることもできずに・・・。
そんなふうに、テレビの中というのはやはり現実とはほど遠いというのがわかってきますよね。そういうことで、テレビの中の「恋人」というのは、現実とのギャップの中で生きているといってもいいのでしょう。